利益より理念

今日の朝刊にミツカン酢の7代目中埜又左エ門さんの記事が載っていた。

今では超優良企業のミツカンさんでも戦後は財産・土地などの没収などで会社の危機にあったそうだ。


戦後の日本は近代化され、酢も「樽(たる)づめ」→「一升瓶づめ」→「卓上瓶づめ」と変化をとげていった。

そんな時代変化の過程において「粗悪な合成酢」が幅を利かせ、それも会社の利益を圧迫する要因だった。


ミツカン酢も時代の流れに沿って「合成酢」を販売して経営を立て直せばよいところだが、

7代目又左エ門さんだけは、業界の意に反し「純粋な製法の酢」を消費者のために販売し続けたそうだ。


当時は業界での反発は強く、命を狙われるような時もあったようだ・・・

しかし支払いに100年はかかると言われる債務を抱え瀕死の経営状態であっても、

決して、信念を曲げることなく(粗悪な合成酢には手を出さず)自分の信じる道を突き進んだそうだ。


そのうちに社会の食品に対する意識が高まりJAS規格(日本農林規格)が法整備されて、

ミツカン酢には追い風になり、高度成長時代とともに人々の生活も豊かになり、会社も急成長していったそうだ。


まさに利益よりも理念の経営ですね。苦しいときほど理念を貫くのは難しですが・・・

7代目又左エ門さんが「衛」から「エ」に改名したように工夫で乗り越えていきましょう!

(7代目から名前の「衛」は、守りの「衛」から創意工夫の「エ」に改名しているそうです)
by cocobe1 | 2013-08-31 20:27