2014年 12月 16日
夢・感動よりも大切なもの・・・
(3年前の文章です・・・ちょっと恥ずかしいですが備忘録として書いておきます)
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わたしはカレーハウスココ壱番屋の加盟店を知多半島中心に17年間経営させていただいています。
27歳で開業して~勢いよく店舗を増やし、新規事業も手掛け、勢いずいて規模を拡大していっていましたが・・・新規事業につまずき、不況の到来などで既存店も売上を落とし、有能な部下も失うという苦しい時期が30代中盤~後半にありました。
今は元気ですが、30代中盤~後半が一番、精神的に落ちていた自分でしたね。2億以上の借金で、
毎月の支払は400万~500万。期日が迫って切ると逃げたしたくなってる自分がいました。仕事での心労からか不安が不安を呼ぶ悪循環。不眠・不安、血圧は200を超えるような時もありました。
仕事が、人生が、辛くてしょうがなかった時期がありました。
そんな自分が困難を乗り越えられたのは、頑張れたのは、あきらめなかったのは、
「妻や子供たちの為」「仲間たちの為」「応援してくれる人の為」負けられないという「強い想い」・・・つまり「絆」を、心の底から、感じれたからだと思います。
「関東大震災」で被災地の中学校の卒業式の卒業生の答辞のことばに
「わたしたちはすべてを失ってしまった・・・」その代わりに、
「本当に大切な、家族との絆・友達との絆」そして「助け合う心」を手に入れたと言っていました。
苦しみや悲しみ、困難を乗り越えれたのは自分で頑張ったからだけでなく、
周りが「絆」を感じさせてくれたからだと強く思いました。
「感謝」そして「ありがとう」が本当のパワーの源だと感じた瞬間です。もう感謝で生きるしかありませんね。
こんな私が、子供たちに伝えたい事・・・競争を通じて「あきらめない心を作る事」と「人との絆」友人や先輩や後輩や親や兄弟や(今は亡き)ご先祖などとのさまざまな「絆」を感じれる心を持った人間になってほしいという事です。
そして、その為には、まず我々、大人が自分の心を磨き続けて輝いていく事・・・きっと大人が「輝いて」いれば、子供は「輝き」子供が「輝けば」日本の未来が「輝いていく」と思えますね。 (2011.4.25)